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第2話 誰かに助けてほしかった

支える人の苦しみ
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第2話:誰かに助けてほしかった

息子のうつ病を支えながら、家のこと、仕事のこと、生活のこと。どれも投げ出せなくて、気づけば、私自身が壊れそうになっていました。

「誰かに助けてほしい」
そう思っても、言葉にできない夜がありました。

💧 1.お金も、心も、限界だった

収入が途絶え、貯金も底をつき、
食卓にはおかずが少なくなっていった。
息子の「ハンバーグ食べたい」の声に
応えてあげられない自分が、情けなくて泣いた。

「母親なのに」と何度も自分を責めた。
農家だから働けばなんとかなる、そう思っていたけど、
体が動かない。疲れやすくて、気力が出ない。
もう、頑張り方がわからなくなっていた。


🕊️ 2.支えるはずの私が、壊れていく

うつ病の息子の話を聞く。
でも、何時間も、何日も続くと、心が重くなる。
息子は苦しい、私も苦しい。
その間で、何が正しいのかも、もうわからなくなっていた。

旦那に相談しても、息子の気持ちは伝わらない。
「理解してもらえない」と落ち込む息子。
その姿を見るたび、
「家族なのに、どうしてこんなにバラバラなんだろう」と
涙が止まらなかった。


🌙 3.「うつ病は薬で治る」と思っていた

最初は、私もそう思っていた。
薬を飲めば少しずつ元気になる。
だから、時間が経てばきっと良くなる。
そう信じていた。

でも違った。
心は、薬だけでは立ち直らなかった。
息子の悲観的な考え方も、どう支えればいいのか分からなかった。
「ポジティブに考えてみるのはどう?」と言えば言うほど、
息子は傷ついていった。言えるはずもない。
私も自分を責め続けた。私も言えなかったから。


💗 4.支える人も、支えが必要なんだ

弱音を吐くことが悪いことのように思っていた。

でも、本当は、
支える人こそ、誰かに支えられなきゃいけない。
支える人が倒れたら、みんな壊れてしまう。

それは、恥ずかしいことじゃなく、
“生きる力を取り戻す最初の一歩”。


🌅 5.少しずつ、光が見えてきた

何も変わらないようで、
日々の中に、小さな変化があった。
息子の笑顔が一瞬でも戻ると、
それだけで涙が出た。

「完璧じゃなくていい」
「できない日があってもいい」
「私も、人間なんだ」

そう思えるようになって、
心の中に、少しずつ光が差してきた。


🪷 結びの言葉

もし、あなたが今、
誰かを支えながら、ひとりで泣いているなら――
どうか、自分の心を責めないで。

支えることに疲れたら、
いったん立ち止まってもいい。
あなたの頑張りは、
誰かを救ってきたということを、忘れないで。

🌸「誰かに助けてほしかった」
その言葉を、声に出してもいい。
助けを求めるあなたは、弱くなんかない。
それは、生きようとする、強さだから。


🌾 次回予告

助けてほしいと思いながらも、
誰にも言えなかったあの日々。

それでも心のどこかで、
「このままでは終わらせたくない」と思っていました。

支えることに疲れながらも、
まだ、家族のためにできることがある。
そう思うことで、
小さくても前を向けた気がします。


🌾 次回、第3話では――
**「生きる準備」**が始まります。

また「消えたい」と思う日が来るかもしれない。
それでも、自分がいなくなっても息子が生きていけるように。
そんな思いで、私は“生き直し”を始めました。

👉 第3話:生きる準備 ― 消えたい気持ちの向こう側で

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